クローネ3国への旅

そんな訳で1週間休みを取ったので、スカンディナヴィア、すなわちデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、またの名をクローネ3国(?)へ旅行に行ってきた。念願の北欧旅行である(「北欧」と言うときはフィンランドを含む4国を指すらしい)。
まずはコペンハーゲンへ電車(一部フェリー)で移動。電車+フェリーというものがどういうものか分からなかったが、言ってみればクルマと同じで、線路の上をどんどん進んで船に入ってしまい、乗客は船上に降りる。フェリーに乗っているのは1時間弱、程なくバルト海を越えスカンディナヴィア半島に上陸。
取り敢えず概観をつかむべく"netshell"こと市内バスツアー。アンデルセンゆかりの「人魚の像 den lille Havfrue」は80cmと小振りなもので、知人が言っていた「欧州3大ガッカリ名物(尚、あと2つは"小便小僧"と"ブレーメンの音楽隊")」の一翼を担うのに相応しい?って言うか別にデカければ佳いってものでも無かろうに。
ツアーを終え、途中でかすめたNyhavnと言う港町で一服、河っぺりに出た露店でくつろぐ、というのは何となく博多を思い出させる。
お約束のロイヤルコペンハーゲンへも行き、アウトレットで少々散財。ここはガイドブックには「郊外」とあるが、地下鉄で数駅、東京の感覚で言えば郊外なんてとんでもないので「遠いからやめておこう」なんてのは言い訳として通用しないので要注意。
何処へ行っても公共交通機関がきれいなのには驚いた。特に地下鉄は(出来て比較的日が浅いせいもあろうが)明るく安全そう。
続いてフィヨルドを求めて旅程は続く。が、これが一筋縄ではいかず、と言うのもコペンハーゲンからフィヨルドがある地方というのは丁度スカンディナヴィアの端から端、直線距離でも500km以上有り且つ直行飛行機はないため電車での移動、今回は丸2日かかった。と言う訳で先ずノルウェー入りして直後のオスロで1泊、翌日に山越え電車+船で1日かけてフィヨルド観光後に対岸のBergen
と言う町に1泊。
当然この間に国境越え、と言うことは通貨がデンマーククローネからノルウェークローネに変わる。しかも電車内ではノルウェークローネしか使えないために(そんなことは事前に知らないから)デンマーククローネが余ってしまう。なるべくデビットカード決済にしていたから余ったのは小銭で済んだが。クローネ3つは大して価値は変わらないんだし、統一してくんないかしら、ユーロでも佳いし、それが嫌なら(イヤなんだろうけど)「スカンジナビアクローネ」とかでもイイから(それじゃメリット薄いな)。
とにかくフィヨルドFjord、即ち「氷河によって形成されたU字谷が沈水して形成されたもの」、簡単に言えば山が沈んだものなので、当然先ず山を越える、電車でだけど。この電車もフロムFlom鉄道というマニアには堪らないものらしい。
で、船で湾を下っていく。いやー山じゃ河じゃ滝じゃ、佳いのぅ(独逸には山も滝も殆ど無い)。天気はイマイチだったがそれはそれで趣があってまた佳い。さすがにちょっと寒かったが(今回の旅程は殆どピーカンだったがここだけ例外)。
そんな訳でフィヨルドを満喫して、Bergenと言う独逸語みたいな名前の港町へ、と思ったらここはハンザ同盟の一部で昔から独逸と交易があって仲良しらしい。
ここまでの移動(つまりフィヨルドツアー)に際して、荷物をEkspressgods宅配サービスに託すが、到着時刻には受取窓口が閉まっていて受け取れず翌日受取、仕方なくセブンイレブン(日本にあるのとほぼ同じもの)で洗面用具を買う。
ここで夕食に鯨ステーキを食す。ノルウェーは捕鯨国なのだった。
翌日はストックホルムへ、ここは飛行機で移動、ここに都合よく路線があるのが不思議と言えば不思議。
で、恒例により、バス+船上ツアー。催行側のミスでバスから船に乗り遅れ、1グレード上の船ツアーに振替。これはこれで市街の20の橋をくぐるというもので9ヶ国ガイド(日本語アリ)付き、市街の説明は勿論、国の産業とか福祉制度とかの説明もあり、なかなか充実。市街の風光明媚さはここが一番かな。
夕飯は名物?のトナカイ!ステーキ。意外と野性味の少ない味。
その後、FaschingというジャズクラブでJakob Norgren(bs,comp,arr)の Big Band Splash を観る。入ったときは1セット目の終わりで、新しめのハーモニーで締めくくったらと思ったら、30分後に始まった2セット目は歌入り(オッサンとオネーチャン3人組)でブルースとかソウルとかオールディーズとか。編成はtp*4,tb*4(ホルンとの持ち替え含む),as*2,ts,bs,g(たまに),p/org,ac-b/el-b,ds,perc(たまに)、プラス先述のヴォーカル。構成は流動的らしく、コンマスがその場で色々指示を出しているがこぼれるヤツも頻出、そういう意味で面白かった。CDを売っていたのでデビットカードで買ってみた、これの清算方法が面白く、バーカウンターで120クローネを払ったことにし(つまり飲物はバーカウンターでデビットカードで買える)、代わりに同額の現金を受け取り、入り口カウンター(CDはそこにおいてある)でブツと引き替えにそれを渡す。
翌日もストックホルム、国立博物館、近代美術館+建築博物館など。工業デザイン関係の展示が充実しており、やはり北欧と言えばデザインという訳で展示は面白かった。あと、どこの博物館/美術館にもカフェ/レストランがあり、どれもなかなかイカしているのだが、そこで西欧では見られないものが2つ、「お冷や(つまり無料の水)」と「アイスコーヒー」。お冷やはセルフ或いは頼むと持ってくる、つまり日本のようにデフォルトではないが、逆に言えば好きなだけ勝手に飲める、氷がオプションで付けられる場合も屡々。西欧で「ice coffee(独逸ではEiskafe)」と言うと日本で言うコーヒーフロートを指し「アイスコーヒー」と言う概念は存在しないのだが、ここではice coffeeとして「アイスコーヒー」が売られていた。
夕食はSAS(スカンディナヴィア航空)がやっているホテルのレストランでシーフード、牡蛎、カニ、エビなど。牡蛎やカニなどは独逸では生で食える機会は殆ど無いため有り難く頂く、イイお値段だったが。で、Lyanairと言う格安航空でSkavstaと言うストックホルムの外れの空港からLuebeckの町外れ空港へ帰還、どちらの町外れ空港も超小振り、ゲートは各5つほど。まあ電車より遙かに安くて速いのだから問題なかろうということで。
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  by mtack | 2005-08-20 19:27 | tagebuch

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