衆参、何故下上....?

衆議院はthe House of Representatives、通称the Lower House(下院)。
参議院はthe House of Councillors、通称the Upper House(上院)。
何故「上下関係」なんだろうか?
日本は別に貴族院という訳じゃなし。参議院は解散しないから「上」なんだろうか。
ついでに、「衆参」というと「下上」の関係になりますな、「上下」でなく。

で、独逸ではどうなんだって? 連邦共和制(16州)で連邦議会と連邦参議院がある。この間の総選挙は連邦議会の方で、連邦参議院は直接選挙は無し(州政府の代表から選ばれる)。.....だいぶ違いますなぁ。

『英語屋さん』の翻訳薬膳



the Lower House(下院、衆議院)

先日総選挙があった日本の衆議院の英文名称はthe House of Representativesだが、英語のニュースメディアではよくthe Lower House(下院)と呼ばれている。一方の参議院のほうも、the House of Councillorsという英文名称よりもthe Upper House(上院)のほうが通りが良いみたいだ。

衆議院議員は、辞書を引くと(a) member of the House of Representativesと出ているが、これも英文メディアではよくLower House memberと呼ばれたり、MP(Member of Parliament)と略称されることが多い。日本の国会の英語名はthe Dietで、Parliamentは一般には英国などの議会を指す言葉だが、そのあたりはあまりこだわらないらしい。

ちなみに、衆議院(下院)議長にはSpeakerという独特の呼び方がある。下院議長に対する呼びかけには"Mr. Speaker"という言い方を使う。

これも国によってまちまちだが、二院制の国における第一院としての下院は、民意を反映させるために解散できるようになっていることが多い。日本や英国など議院内閣制を採っている多くの国では、首相はふつう下院から選出される。

先日の衆議院解散では、「参議院で法案が否決されたのに衆議院を解散するのはおかしい」だの、憲法違反だのとグチをこぼす与党議員がいたのには呆れた。この国の憲法(第7条)では、衆議院の解散は内閣(首相)の専権事項。首相が衆議院を解散したければ解散できるわけで、今回の解散もまたそういう人物を総裁に推しいただいた与党の自己責任というものだろう。

前にコラム「英楽通法」(連載第76回「国会」)でも触れたが、国によって議会制度の背景も仕組みも異なり、呼び方も様々だ。私はたまたま政治学を専攻していたのである程度はわかるが、これから勉強してみたい方は一度整理しておくといいかもしれない。 

(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第50号掲載) ©Yoshifumi Urade 2005
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  by mtack | 2005-09-24 17:09 | tagebuch

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