しかしいやな用途だ

英語・アラビア語の双方向通訳装置、戦地での活躍に期待 | Excite エキサイト : ニュース

「戦地での活躍に期待」って。
でもこういうところから民生用ハイテクが生まれるのかしら?



"英語・アラビア語の双方向通訳装置、戦地での活躍に期待 [ 11月28日 18時05分 ]
Hotwired Japan

 昨今のイラクのような安全とは言いがたい労働環境の中でも、戦闘地域での通訳という仕事はとりわけ危険なものだ。

 米軍の部隊に同行する通訳者のうち何十人もが、戦争のさなかに戦闘の犠牲や暗殺の標的となって死亡している。現時点での頼みの綱は、防弾ベストと小火器くらいだ。

 だが、戦闘地域での通訳という危険な仕事にも、新技術の恩恵がもたらされようとしている。研究者たちが現在、実地試験の準備を進めているシステムでは、英語とイラクのアラビア語の口頭での会話を双方向に素早く翻訳できるという。

 米国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)の資金援助を得たこのシステムでは、音声認識ソフトと翻訳ソフトをインストールしたノートパソコン1台を使い、米軍兵士がアラビア語で会話できるようにする。兵士が英語で話すと、その言葉は即座にイラクのアラビア語に翻訳され、コンピューター合成の音声で「読み上げ」られる。このプログラムは、アラビア語から英語への通訳も可能だ。

 非営利独立研究機関の『SRIインターナショナル』で音声言語技術研究室の責任者を務めるクリスティン・プレコーダ氏は、「何かしら高度な会話が必要なときに、このプログラムが通訳の代わりを果たすようになるだろうか? それは絶対にない」と語る。プレコーダ氏は、今年5月から始まったこの計画に開発者として参加している。「だが、慎重に選ばれた特定の状況下では役に立つ、というレベルになっているのは間違いない」

 DARPAが『トランスタック』(TRANSTAC)と呼ぶ、機械翻訳と音声認識を組み合わせるこの取り組みは、以前にSRIインターナショナルが中心となって進めていた研究を発展させたものだ。以前の研究からは『フレーズレーター』という機器が誕生した。これは、英語のフレーズを他言語に翻訳するプログラムを搭載した携帯情報端末(PDA)で、アフガニスタンやイラクの駐留部隊や医療関係者に広く利用されている(日本語版記事)。

 だが、フレーズレーターにも深刻な限界があると、プレコーダ氏は語る。アフガニスタンのような識字率の低い国では役に立たない場合もあるし、多くの人にとってこの機器のインターフェースは馴染みがない。

 音声による通訳技術ならこの問題を回避できる。処理は高速で、ユーザーは画面を見る必要がなく、数歩離れたところにいる相手との会話にも使用できる。だが、この方法にも困難な問題がいくつか生じる恐れがある――特にイラクでの使用には。

 開発チームにとっての主要な課題は、イラクで話されている特有のアラビア語への取り組みだ。放送や書き言葉に採用されている現代標準アラビア語は、イラクのアラビア語とは大きく異なると、プレコーダ氏は言う。

 「アラビア語圏では実際、話し言葉と書き言葉とがまるで別の言語のようだ」と、プレコーダ氏は語る。イラクのアラビア語には書き表し方の正式な規則がないため、翻訳ソフトの開発が困難になっている。また、人によって大きく異なる話し方にプログラムが対応しなければならないという問題もある。音声認識プログラムの多くは、特定のユーザーの声とアクセントを「学習」した場合に、能力を最大限に発揮できる。

 それでも、イラク駐留部隊のアラビア語の語彙は一般にごく限られていることから、よりよい通訳技術を求める声は根強いようだと、プレコーダ氏は語る。「兵士たちが話せることは、たとえば、『お願いします』、『ありがとう』、『トランクを開けなさい』などだ」

 さらに、機械翻訳の技術は数年前に比べ大幅に改善されていると、米ランゲージ・ウィーバー社のブライス・ベンジャミン最高経営責任者(CEO)は語る。DARPAの計画に参加しているランゲージ・ウィーバー社は、統計的なアプローチで翻訳に取り組み、あるフレーズについて、考えられる複数の解釈のうちどれが妥当かをコンピューターに分析させている。

 だが、最高レベルの機械翻訳でもまだ誤りが多い。最悪の場合、一度の翻訳の誤りに端を発して延々と誤解が続くこともある。

 「軍では誰一人、生死に関わる判断を機械翻訳に基づいて行なったりはしない」と、ベンジャミンCEOは語る。だが、大量の情報を迅速にふるいにかけるには、機械翻訳は「非常に効果的な選別ツールだ」という。

 DARPAはトランスタック計画に関して、この10月から始まった2006年会計年度に1000万ドルの予算を要求している。米軍では、機械翻訳装置が人間の通訳に取って代わるとは考えていないが、不足を補うものとして期待していると、DARPAは述べている。

 トランスタックの装置は、人間の通訳が手配できないときに利用できるだろう。場合によっては、「機械翻訳装置は、現地の民間人に通訳を依頼するよりも『信頼できる』かもしれない」と、DARPAは電子メールに記している。

 プレコーダ氏は、入出力とも音声による通訳技術の実地試験を、早ければ来年夏にもイラクで行なうと語ったが、スケジュールは確定していない。

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http://www.excite.co.jp/News/computers/20051128180505/Hotwired_20051128303.html
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  by mtack | 2005-11-29 02:23 | tagebuch

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