独逸のディスカウンターが日本のスーパーと決定的に違うのは

独逸のディスカウンターが日本のスーパーと決定的に違うのは
# 営業時間が短い(最長で8~20時、かつ日曜祝日は全面休業)
# ほぼすべての品揃えがPB(プライベートブランド)
の2つじゃないでしょうか。
ま、営業時間が短いのは「閉店法"Ladenschlussgesetz"」だか何だかという法律(解説はこちら)があるからで、ディスカウンターに限らず独逸の店は皆そうなんですが(一部業種に例外あり)、
品揃えに関しては、食料品にせよ酒にせよ日用雑貨にせよ、要は「何でもそろう」わけではないんであって、それゆえに他の商業施設も存在意義を維持している、今ん所は。

しかし、
国際的に売られている同一商品の国別価格比較調査によれば、ドイツ国内の商品価格はヨーロッパ最低

というのは実感できんなー。

中村貞彦の「海外ビジネス最新事情」
快進撃を続けるドイツのディスカウンター
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中村貞彦の「海外ビジネス最新事情」
快進撃を続けるドイツのディスカウンター

ドイツを車で走ると、どこに行ってもロードサイドに大型コンビニのような店が目につきます。これらの店は「ディスカウンター」と呼ばれ、その強烈な低価格販売戦略を武器にヨーロッパ市場全域に店舗網の拡大を続けています。

日本でいえば小型食品スーパーのようなもので、平均的な店舗スペースは日本のコンビニの3倍くらい、販売商品は食品と日用雑貨に特化しています。販売商品としては、冷凍食品、化粧品、ベビーフード、ペットフード、家庭用品、洗剤、アイスクリーム、芳香剤、パン、トイレットペーパー、歯ブラシ、チョコレート、コーヒー、砂糖、ワイン、オレンジ、紅茶、クッキー、ヨーグルト、牛乳、スキンケア、シャンプー、缶詰、チーズ、スモークサーモン、ハム、オーガニックフード、自然化粧品、フェアトレード商品、衣類、家電、塗料、金物、カー用品、文具など、平均600-800種類に絞り込まれた商品を販売し、PB(プライベート・ブランド)商品比率が高いのが特徴です。

ドイツの主なディスカウンターグループとしては、アルディ、リードルなど、8つの勢力が挙げられ、各グループはドイツ国内はもとよりヨーロッパ各国に進出し、数千店~1万店の直営店を運営しています。

ドイツのディスカウンターの特徴は、とにかく商品の店頭販売価格が安いことです。ちなみに、国際的な調査会社であるACニールセンが実施した、国際的に売られている同一商品の国別価格比較調査によれば、ドイツ国内の商品価格はヨーロッパ最低となっています。その主な要因として、ドイツの小売業界におけるディスカウンターの急速な勢力拡大が考えられます。

ディスカウンターが商品を欧州で最も安く売れる主な理由は、「低コスト経営」と「低コスト仕入れ」を同時に実現している経営スタイルにあります。

「低コスト経営」の面では、販売商品種類を絞り込むことと店舗造作や内装にお金をかけないことが徹底的に実行されています。50坪程度の店内には、スチールワイヤ製の陳列棚に商品が整然と並べられ、消費者が迷うことなくショッピングできるように、同じ品目で複数の商品を置くようなことをせず1品目1商品の原則が採用されています。

また、「低コスト仕入れ」の面では、一括大量発注・返品なしの完全買取りシステムによりメーカーから極端に安く仕入れるシステムが出来上がっています。各商品の発注数量は一回で10~30万個に上ることはザラです。そして、基本的に品質不良品以外の返品は行われません。商品を供給するメーカーにとっては一括して大量に受注できる上に納入した商品が後になって返品される心配がないというメリットがあるため、利益の少ない納入価格を打診されても積極的に受け入れるというわけです。

ディスカウンターは、超低価格で仕入れた商品をわずか10~30%という薄い利益率で、ヨーロッパ中に張り巡らせた膨大な数の直営店網を使って一気に販売します。たとえば、最近、スイス製の歯ブラシ4本セットをPB商品として、消費税込み0.99ユーロ(約140円)で販売しているディスカウンターがありましたが、その歯ブラシの製造元に聞いたところ、ディスカウンターへの卸価格は消費税込み0.79ユーロ(約110円)、受注数は100万セット(400万本)だったそうです。このように納入単価は低くても、返品なしの完全買い取り契約によるこの一括大量取引で得た利益金額は、大変満足できるものであったということです。

新たに東欧諸国が加わった拡大EU経済圏の中央に位置することになったドイツのディスカウンターは、その物流上の地の利、そして低コスト経営ノウハウ、低コスト商品調達力、品質管理力を生かし、オランダ、ベルギー、スイス、オーストリア、チェコ、ポーランド、ハンガリー、ギリシャ、ルーマニア、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、エストニア、ラトビアなどの市場に攻め入り、ヨーロッパ全域で店舗数を拡大し快進撃を続けています。

次回は、ドイツのディスカウンターの快進撃経営を支える「PB(プライベート・ブランド)戦略」についてレポートします。"
http://nv-club.nikkeibp.co.jp/members/COLUMN/20051202/106505/
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  by mtack | 2005-12-05 21:41 | tagebuch

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