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いざ「ジャズ理論を教える」となると....

このユニット?に、ピアノを弾くと言う同僚を入れることになった。
クラシック上がりだが、コードネームは分かるという。ジャズはビルエヴァンスなんか聴くけど弾き方はぜんぜんワカラン、教えてくれ、ということになった。
そんなわけで、メールでの通信教育の始まり始まり~。

といっても、レベルがどの辺にあるのかワカラン。

とりあえず、 「II-V-I (つーふぁいぶ)の意味」と題して、宿題も含めて100行くらい書いてみた。あまりよくワカランらしい。宿題の結果、Gmaj7とG7の区別が付かないということが分かった。う~む、それでは大分レベルを下げなければ。

というか、まずコードネームを_ち_ゃ_ん_と_読めるようになってもらわんとならん。でもマイナーとメジャーの区別は付くらしい、というわけで、次は
度数(degree)についてと題して同じく宿題も含めて約150行。これは概ね理解できたらしい。但し、「完全X度の'完全'って何が完全なのか?」という高尚?な疑問が出てきたので、これについて簡単に( あまりちゃんとは説明できない、汗) 30行くらい。理解したかどうかワカランが(曰く「結局は単なる名前と思ってよいのか」)、かまわず進める。

ここで「Gmaj7とG7の違いが分かるか」と訊いたら、構成音の違いは理解したが、「G7は"おじぎ"をしている状態、すなわち不安定な状態」と言った所、「G7はさっぱり不安定に聴こえない」と返ってきた。"不安定"というのを不協和という意味に取ったらしい。
ここで宿題だけ2つ出してみた;
1つはダイアトニックコード(3声及び4声)を同じ形のもの同士に分類する、というもの。本当にコードの種類が分かっているかの確認。これはチョット手こずったようだが一応できた。
もう1つは主要三和音をいろいろな並びで示して、終止感があるのはどれか答えるというもの。これはすぐ出来た。「進行する」感じは耳で分かるらしいので、そろそろケーデンスの説明かな。

というわけで、やっとセブンスコードの説明に入る、題して「セブンスコード:X7 が不安定 とはどういうことか?」 。
ここがヤマ場、今夜が山田、とばかりに徒然なるままに書いていたら300行を超える大作になってしまった。仕方が無いので/巻にわけて配信。

、と今のところはここまで。これが理解できたようならやっと冒頭の「II-V」にたどり着くということですな。
といっても、テンションとかもまだだし、セコンダリードミナントとか逆順とかも知らなきゃイカンし、基礎と思われることに限定しても、学ぶべきことはまだまだ山のようにあるのだが、まぁここまでくればあとは自分でも本読んだりネット見たりとかで知識を得るとか出来るから、あとは成り行きかな。ここから先の内容のほうが教えるのは逆に楽なように思えるし。

しかし、こういうテーマで音楽について文章を書くのは初めてだったが、
最初はレベルがどこにあるかワカランのでとりあえず書いていたが、徐々に
相手の分からないところが分かって来たので、そうなるとスコープが絞りやすくなって説明もしやすい。やはり
説明とかプレゼンとかは、相手のレベルとニーズにマッチしてないとだめ、ということが痛感された。大変佳い勉強になりました。

ps.
ここまでで約50行。300行って結構長いね。

  by mtack | 2005-12-07 02:41 | musik

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