今年も宴会で演奏

先日、ある宴会で演奏する機会を得た。年1回この時期にやっているので(今回で3回目)恒例と言っても佳いだろう。余興だ要するに。
選曲だが、最初は「ラテン風の曲がよい」「それにはパーカッションが欲しい、借りてこい」「どうせ素人には叩けないからムダだ」「じゃぁそれ風の曲、spainとかどうだ」「あんなの急造バンドで出来る訳がない」「S.ワンダーとかどうだ」「演奏が地味だからツマラン」「じゃぁ派手なのが佳いんだったらいっそジミヘンとかならどうだ」「歌えるヤツが居ない」などと不毛な議論を交わした結果、独逸の曲と言うことで「moritat」と、あとは昔流行った英国フュージョンバンド(特に名を秘す)の有名曲と言うことになった。選曲面での教訓;このメンバーにはフュージョンっぽいのが受けるらしい、ドラムが泥臭いとそれはそれで宴会の出し物としてはまぁまぁ通用する。あと、電子オルガン出身者にこういう状況(つまり宴会の余興)で選曲を委ねると、なまじ色々な音楽を知ってるためにとっ散らかってしまう。しかし、「moritat」はせっかく原語(独逸語)の歌詞も用意したのに、うちの独逸人ヴォーカルは「独逸語だとオペラになってしまうから英語で歌いたい」だと。非国民め。
練習は勤務先の倉庫を借りて5回ほどやった。ヴォーカルもいるので簡易PAみたいなものは借りて持ち込む。ドラムは自前、単純にレンタル料と販売価格を見比べ、(最低ランク品を)買った方が(通常ランク品を)借りるより安い、と言う恐るべき、且つある意味合理的な理由による。
練習での教訓;何が何でもドラマーには全員の音を聴かせなければならない。このドラマーは「メロディに追いて行ってしまう傾向がある(メロディが喰っているとそこで走ってしまう)」ので尚更である。しかし今回はその点が考慮されなかった。モニタースピーカーはあったのだが、練習場所に機材を無思慮に配置した結果、ドラマーが最もモニターから遠い位置、即ち聴きにくい位置になってしまった;聞こえやすいのはヴォーカル、聞こえにくいのはベース、と言う最悪の状況(むしろ逆であることが望ましいのに)。結果、ドラマーはいつまで経っても曲の構成とかキメのフレーズとかを理解できない、無論本人のせいではない(原曲をよく聴け等と言っている準備期間はない)。結局本番ではドラマーはキメには参加しないという暗黙の了解のもとで曲を遂行した。
さて当日、会場入り。会場はカラオケバーみたいな、所謂パーティ会場。ステージはものすごく狭いと聞いていたのだが、問題ないスペースがあり、ドラムと正面数カ所にコロガシ(モニター)がある、機材的には充分と言える。
本来は会場は下見しておくべきところだが、主催者が完全に取り仕切っているので(それと自分たちもヒマではないので)、少なくとも会場の営業時間前に事前訪問するのは難しい。今回はこれが大いに裏目に出た。元々はヴォーカリストが鍵盤も弾けるのでキーボードを2台にしようという案もあったのだが、「スペース上の理由から」これはボツ。またギター2本(1本はヴォーカリスト用)には「スペース上の理由から」アンプを用意せずシミュレーター経由で卓に直結とした、この方法はモニターからの返りを確保するのが結構難しいのだが、今回はまずまずだった。しかし下見をするとか図面を出させるとか或いはそこまでしなくてもステージの寸法を訊くとかすればこのへンはクリア出来たのだが。
結果的には、趣旨(刺身のツマ)としてはまぁまぁ上手く行ったのではないか、踊ってた客もいたし(と言ってもドイツ人はパーティで音楽がかかれば必ず踊るが)。前回前々回は会場が縦長だったので反響がよくわからなかったが、今回は横長だったので観客がよく見えた、客としても舞台がよく見えたはず。これも教訓と言えば教訓か、と言ってもこれは選択の余地がほとんどないが。
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  by mtack | 2005-12-10 18:54 | musik

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