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「完全X度」について

「完全X度」について。

1)
弦の長さが短くなると(太さとか張力とか他の条件は同じとして)
音程が上がることは分かりますね?(ギターなどを想像してください)

このとき、比較的簡単な整数比で表される完全x度の音程です。
元の長さ完全1度perfect 1st
半分の長さ完全8度perfect 8th
2/3の長さ完全5度perfect 5th
3/4の長さ完全4度perfect 4th
「簡単な整数比で表される」というのは、音響学上
響きが安定している、濁りが少ない
ということでもあります。

2)
たとえば、ド・ソ・ド(オクターブ上)と重ねたときに、
ド・ド(オクターブ上)は完全8度
ド・ソは完全5度
ソ・ド(オクターブ上)は完全4度
であることはこの間説明しました。
これらの音程関係には重要な共通項があります。
すなわち、
「長調/短調と関係なく存在する」ということです。
言い換えれば、
長和音major chordとか短和音minor chordとかには
それぞれ長調/短調であることを示す構成音が含まれるわけですが、
完全x度音程はそれ以前に長和音や短和音に必ず含まれている
ということがいえます。
(注:減三和音diminish chordなど、長和音でも短和音でもないものはこの限りではありません)

  by mtack | 2005-11-30 06:03 | musik

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