ジャズはくだらない、リチャード・クレイダーマンが最高/北朝鮮から脱出した音楽家

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ジャズ演奏のため北朝鮮から脱出した音楽家[ 2006年03月25日 12時40分 ]

[ソウル 24日 ロイター] ジャズに感銘を受けたピアニストが、自分の芸術を貫くために命がけの判断をするのは珍しいことだ。そして、才能のある音楽家が北朝鮮を逃げ出そうとするのも珍しいことだ。

キム・チョルウン氏(31)はクラシック音楽演奏の訓練を受け、北朝鮮のリーダーを賛美する愛国的な軍歌を演奏する運命にあった。

海外留学中、キム氏は初めてジャズ・ピアノに出会い、そして魅了された。彼は自分が本当に演奏したいのはジャズだと気付いたが、そのためには厳密に組織化された祖国から逃げ出す必要があることを知りつつ帰国した。

2001年のある夜、彼は北朝鮮から脱出するために危険な旅行を決行、豆満江を横切り、少数の朝鮮民族が暮らす中国吉林省内の自治州、延辺(えんぺん)に到着した。

脱北に成功してから2年後、キム氏は韓国へやって来て現在に至るが、どうやって川を横切ってきたのかについては話したがらない。

キム氏は現在、ソウルにある大学で音楽を教えており、夢はニューヨークのカーネギー・ホールで演奏することだという。

北朝鮮にいると、自分は芸術家としてじわじわと死を迎えるだけだと思った、と彼は話す。

ピアノ・リハーサル中のキム氏は「北朝鮮では、我々音楽家は政権を維持するための道具でしかありませんでした」と語った。

多くの北朝鮮人が飢餓から逃れるために脱北しているが、キム氏の父親は軍の幹部であり、不自由なく暮らしていたという。

このため、彼は平壌の名門大学でピアノを学ぶことができた。

しかし北朝鮮では、ほとんどの外国音楽を聴くことが禁止されており、音楽や映画などでの文化的表現は金正日総書記により制限されている。

「他の音楽もすべてジャズと一緒にされています。メロディーが無いとみなされ、粗野な音楽として扱われているのです。これら音楽は最悪のものだと教えられました」とキム氏。

北朝鮮のテレビでは、女子生徒たちがアコーディオンに合わせて踊る姿が頻繁に放送される。同国の最近の報道番組によると、現在人気の曲は「A girl innovator dashing like a steed(馬のように元気な少女革新者)」や、「Song of coast artillery women(沿岸防備砲兵隊の女性の歌)」と題されたものだという。

北朝鮮では韓国の音楽を聴くことや、ロックを演奏することは犯罪だとみなされており、見つかると投獄されてしまう。

キム氏によると、大学の音楽教育は19世紀以前のクラシックに基づいて行われている。彼がロシアの大学に留学していた頃、北朝鮮では禁止されているジャンルの曲をモスクワのカフェで聴いたとき、深く感銘を受けたという。

「リチャード・クレイダーマンの『A Comme Amour(邦題:秋のささやき)』を聴いたのです。この曲がきっかけで、私は脱北を決意したのです」とキム氏。

クレイダーマンのポップ調でソフトな演奏は、場合によっては低俗な音楽だと言われることもある。しかしキム氏は初めて彼の曲を聴いたときに直感したという。

「全身が震え、気を失いそうなくらい感動しました。まるで曲の中に入り込んでしまったかのように感じたのです。なぜならそれまでの私は、全てのジャズ・ミュージックはくだらないもの、という強い認識を持っていたからです。現在までにいろんなジャンルの曲を聴いてきましたが、いまだにクレイダーマンは私の中でトップです」

1999年、ロシアから帰国したキム氏は北朝鮮のオーケストラに所属した。ある日、キム氏がオーケストラの練習中にクレイダーマンの曲を弾いたところ、治安当局員に逮捕されてしまい、10ページに及ぶ反省文を書かされたという。

「北朝鮮には有名で、尊敬すべき音楽家がいるのです。しかし、作曲の原点は全て政府を支援することにあるため、曲は素晴らしいのですが、歌詞がひどいものになってしまうのです」

脱北して中国にやって来たキム氏は、生きるために木の運搬作業を毎日12時間していたという。ピアノを弾く彼の繊細な指は太く、そして分厚いものになった。

7カ月後、近くの教会でピアノを見つけたキム氏はようやく演奏の機会を得た。しかし真の音楽的自由を手に入れるためには韓国に行く必要があることに気付き、2回失敗した後の2003年春、やっと韓国に来ることができた。

ソウルで自活するため、彼はバーで演奏し、ピアノの先生をしてお金を稼いだ。また、脱北した芸術家たちのための組織を創設した。

キム氏は南北の音楽に精通しているため、自分の仕事が微力ながらも南北統一の手助けになればと考えているという。

「何千の言葉を投げかけるのではなく、ピアノは1つのメロディーで人々の心を動かすことができるのです」
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  by mtack | 2006-03-28 01:53 | tagebuch

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