LLPってなんだ

LLP、共同事業組合。
たまに耳にはするんだけどなんだか解らなかった。

「アニメーション制作をLLP(共同事業組合)方式で実行する」、じゃ「製作委員会」(これだってなんだか解らないが)かと思ったが、
LLPに目をつけたのは、これまで日本の映画やアニメで使われていた「製作委員会」方式に問題が少なくなかったこともあります。クリエーターにしてみれば、企画から制作まで手がけたのに、(出資比率で利益配分されるため)取り分が少ない。LLPは、利益の配分に自由度がありますから。


出資と分配が切り離されてるのね。その辺は普通の株式会社とかと違うなぁ。しかし、
海外では受けがいいんです。「リミテッド・ライアビリティー(有限責任)」と言えば、どんなものか理解されるので、話が通りやすい。

単に有限責任というだけなら株式会社とかもそうですけどね。どこで識別されてるのかしら。


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"――アニメーション制作をLLP(共同事業組合)方式で実行することで、注目を集めていますが。

森 日本では、まだ「LLPとは何だ」というところから話が始まりますけど、海外では受けがいいんです。「リミテッド・ライアビリティー(有限責任)」と言えば、どんなものか理解されるので、話が通りやすい。

 LLPに目をつけたのは、これまで日本の映画やアニメで使われていた「製作委員会」方式に問題が少なくなかったこともあります。クリエーターにしてみれば、企画から制作まで手がけたのに、(出資比率で利益配分されるため)取り分が少ない。LLPは、利益の配分に自由度がありますから。

 まだLLPは、仕組みとして明確でない部分も残っていますが、出資者への損金計上が可能だったり、メリットが多いんです。だから、試行錯誤は必要ですが、早く使ってみて、他の人たちのお手本になろうと。そんなこともあり、東京都と組んで、アニメ制作を目指す中小制作会社や個人のクリエーターに、LLP方式で資金を提供していくことになりました(編集部注:4月に事業開始)。

――アニメ制作の現場には、なかなか資金が流れないと聞きます。

森 アニメは、コンテンツ・ビジネスとしてバリュー(価値)が高かったはずなんですがね。今では、テレビ局も、時間とカネのかかるアニメの企画を減らしてきました。

 ただ、制作者側にも問題はあります。日本のアニメ制作には、制作工程管理がないから、ムダも多いんです。制作途中でストーリーが変わってしまうことだってある。画面の色からキャラクターまで、何でも変更してしまう。だから、どうしても非効率な作業になるんです。このことは、日本のゲームや映画にも当てはまりますが。

 米国のコンテンツ制作会社は、最初にしっかりした基本設計書を作ります。後は、きっちりとした工程管理の下で、制作が進められていく。だから、映像ができる前に、声優が脚本を読むんです。だけど、日本では、絵(動画)を見ながら声優さんが声を吹き込むでしょう。そういうことをやっているのは、今では日本だけです。

――工程管理を入れると、アニメの競争力もついてくる?

森 そう。日本のように、有能なプロデューサーやディレクターが制作完了まで拘束されていたら、アウトプットの作品数だって減ってしまいます。米国のクリエーターなら、「設計書の完成度で作ってくれ」と言って、次の作品に取りかかる。効率が全然違いますよ。

 あと、「ロード・オブ・ザ・リング」は、シリーズの1作目から3作目までを同時に撮っています。「マトリックス」だって、2作目、3作目とゲーム、アニメ版も含めて同時制作ですよ。

――「芸術じゃなくなる」という声はないんですか。

森 それは、芸術の定義によりますね。設計図では芸術とは呼べないのなら、建築物は芸術じゃないわけです。シノプシス(あらすじ)を完全に作業レベルまで落とし込んでしまえば、芸術性は棄損しないと思うんです。

 日本では、監督にアーティスト性を期待しすぎます。まあ、監督がアーティストでいいのかもしれないけど、プロデューサーとの分業体制が必要です。監督が「Aがいい」と言っても、プロディーサーが「Bが受ける」と言ったら、上映はBでいくべきです。でも、監督が主張するAは、DVDに「ディレクターズカット(監督編集版)」として収録する。これが現在の主流じゃないですかね。

 「そんな米国のような大衆迎合型はいかん」という声があるかもしれません。でも、最低限、それくらい見習わないと、日本のアニメは負けてしまいますよ。

――現在、日本ではテレビ局が映画のスクリーンも占拠する時代になりました。制作力が高いからでしょうか。

森 マーケティングがうまいと言った方がいいでしょうね。もちろん、面白く仕上がっている作品もありますよ。でも、外部の映画制作者からはスポット広告でカネを取っておいて、自分たちの映画の広告は内部処理しているんでしょう。それで、DVDやビデオを売りまくって儲ける。映画館での上映はそのプロモーションとして考える。ビジネスモデルとしては効率がいいけど、外部の映像関係者より制作力がベターかと言われると、それは違うんではないでしょうか。

"
http://business.nikkeibp.co.jp/article/premium/20060530/103316/
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  by mtack | 2006-05-31 19:09 | tagebuch

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