§ セカンダリー・ドミナント (ドッペル・ドミナント) #2 :ドミナント7thの連鎖にII-Vを取り入れる

続きです。だんだん実用的というか実践的になってきます。
今回は、ドミナントセブンスの連続にII-Vを取り入れた形のセカンダリードミナントです。これは2回に分けてやります、今回はその前編。

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セカンダリー・ドミナント(ドッペル・ドミナント)#2 :ドミナント7thの連鎖にII-Vを取り入れる


ドミナント・モーションは12回連鎖すると五度圏(cycle of 5th)を1周することが
前回の宿題で分かりました。
先ずこれを弾いてみて、転調していく感じをつかんでください。

G7-C7-F7-Bb7-Eb7-Ab7-Db7(C#7)-Gb7(F#7)-B7-E7-A7-D7-G7


つまり、
五度圏(cycle of 5th)に沿って
ドミナント・モーションによる転調が起きた時、
それを12回続けていくと元の調に戻る
ということです。

しかし、弾いてみると分かりますが、これは「かなり急激に転調している」という感じを与えます(実際にそうなのですが)。

ここで、ジャズにおいては
これをなだらかに扱いやすくするため、という意味も含め、
「あらゆるVはII-Vに分解してよい」という不文律があります。
ジャズを演奏する人はみな「II-V」への対処には慣れている(或いは慣れるべく練習する)のです、「II-V」はしょっちゅうでてくるから。だからこれを用いた形にしたほうが取っ付きやすくなる、というわけです。

前回の例を使って分解してみましょう。

例:
G7-C7-Fmaj=>|Dm7-G7|-|Gm7-C7|-Fmaj7
Eb7-Ab7-Dbmaj7=>|Bbm7-Eb7|-|Ebm7-Ab7|-Dbmaj7
B7-E7-Amaj=>|F#m7-B7|-|Bm7-E7|-Amaj

こうすると、どこかで聴いたような響きになるのではないでしょうか。実際の曲でもこうした進行は頻繁に出てきます。
この方が進み方が遅くなる(1回の転調にコード2つの時間をかけている)ので、その分だけ扱いやすくなります。
また、最初のV7と次のIIm7の根音(ルート)が同じになるので、流れが滑らかになります。
これも弾いてみて音の動きをつかんでください。

上記の例をローマ数字で書いておきます;
II7-V7-Imaj7=>
|VIm7-II7|-|IIm7-V7|-Imaj

ドミナントモーションの実態としては、
II7からV7へ
V7からImajへ、
つまり1回目は2つ先のコードに向かって解決していくことに
注意してください。





では宿題:
次の12回連鎖するドミナント・モーションを
II-Vに分解しなさい;

G7-C7-F7-Bb7-Eb7-Ab7-Db7(C#7)-Gb7(F#7)-B7-E7-A7-D7-G7
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  by mtack | 2006-02-02 21:13 | musik

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