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言い間違いというか産地直送誤配というか

「連続性が期待されている事象に対して、非連続性が観察される場合、その比較的顕著な間隙(Wikipediaより)」、たとえば「進化の中で化石証拠が空白になっている部分」をミッシングリンク(missing link)と言うらしい。
で、これが「ミッシングリン_グ_」と誤用されてしまっている例が多い、そもそも訳が「失われた環」とかになっていて、linkと言うよりはringと間違えているのは明らか、とのこと。
こういう「他の単語と間違えている」ものもあれば、単なる言い間違えに端を発していると思われるものもある。たとえば「シュミレーション」。一体何語なんじゃそりゃ。simulation(_し_みゅ_れーしょん)と言いたいんじゃないのか。
上記の例の場合、両者とももう定着してしまっているようなので、根治は困難ですかなぁ。
こういうのってどこにでもあるんでしょうが。独逸語にも英語の流用って山ほどあります名詞に限らず動詞とかでも)、たとえば「保存する」ってのは「speichern」っていうちゃんとした単語があるにも拘わらず、「save」を独逸動詞っぽくした「saven」なんて動詞とか、もっとメジャーなトコでは「テレビ」は元々「Fernsehen(直訳すると"遠隔視覚機"みたいな感じ)」という単語がありながら最近はズバリ「TV(発音は独逸流に"てーふぁー"だが)」が最近は普通だとか。
やはりなまじ横文字を安易にそのまま使ったり直訳したりせず、意訳する努力というのは必要なんじゃないのかしらん。どうにも訳しようが無く、元の単語そのままにしておいた方がわかりがよい(誤解されない)という場合なら話は別だが。
missing linkでいえば、「欠けている化石証拠」って、そのまま術語として使えそうな語感をもっているように思いますが、如何でしょうか。

リヴァイアさん、日々のわざ: ミッシングリンク(missing link)のナイスな訳語を考えよう。断じての「失われた環(輪)」ではないからして……。

誤訳ミッシングリンク

  by mtack | 2005-03-19 21:20 | tagebuch

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