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LCC考察 17sep

今週末もリディアンクロマチックコンセプトと格闘中。以下はそのメモ。

題材
枯葉(V7へのLyd.Augの適用の練習)
all of me(IVmへの活用)
autumn in New yourk(複雑な曲/転調の頻度が多い・調性がはっきりしない曲)
giant steps(複雑な曲/転調の幅が大きい曲)

考察
[II-Vについて]
*II-V部分を一元化できる、反面
*II-V部分とI部分では調性が変わるので(+#1)面倒、但しこれは良し悪しがある(後述)
*Lydian化するとV7のb7th(Lydian tonic),3rd(増4度)に音が当たりやすくなるため、コード感がはっきり出る場合がある
[転調の頻度が多い・調性がはっきりしない曲]
*コード進行・或いはケーデンスに依拠せずにスケールを特定できるので、特に非機能進行時にスケールの選定が楽である(この点はバークリー式に比べて圧倒的に有用と考えられる)
*Lydianに統一して表現することにより、調性の動きがはっきりする(把握しやすい)
*変えなくても済むところも変えなければならない場合もある(I-IV,IIIm7-VIm7など)ので、この部分に関しては余計面倒
[転調の幅が大きい曲]
*イメージ的に転調の幅が狭まる場合がある(+#1とか半音平行移動とかで賄える)、この場合はII-VとIで調性が変わることを逆手にとる(徐々に転調する様に感じられる)
[全般]
*肉体的にLydianが大前提になっていないと、すなわち「いの一番にLydian scale」が出てこないと(指がLydian scaleをデフォルトに動かないと)対応できない、この点は肉体的練習が必要。
*Lydian Augmentはさらにこの点が顕著、コード分解が出来にくい音列であることが拍車を掛けている。同じく肉体的練習が必要。
*また、コードの選定プロセスがバークリー式に比べ面倒なので、慣れるまでは事前のアナライズ(この場合はスケール選定作業)は必須と言わざるを得ない。枯葉とかは普段なら見ずに弾き始めてしまうところだがこの点圧倒的にディスアドバンテージである、少なくとも今の自分には。反面、前述のように"autumon in New York"のような訳のワカラン曲(そもそもアナライズしないと手が出にくい曲)は、そのアナライズが効果的に行えるという利点はあろう。

  by mtack | 2005-09-18 17:14 | musik

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