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電気用品安全法は一体何がしたいのか

とにかく古いものは売っちゃダメ、って、
中古楽器・オーディオを買うのの何が悪いの?
今までに楽器が原因で起こった電気事故ってどれくらいあるの?
新品に対して規制をするのはわかりますよ、ただ、
今ある電気楽器を全部捨てて(文字通り廃棄処分にして)、って
捨てなくても使える物を捨てろってのは、環境に配慮って言う精神からは遠く離れているんじゃないんですか。
原因になるものは皆殺しなんて、
そんな法律しか作れないようだから京都議定書も批准されないんじゃ。
50年前の電気製品が現役なんてすばらしいことじゃないですか。
FujiSankei Business i. 総合/リサイクル店困った 中古家電の販売制限、音楽業界もNO(2006/2/21)



"リサイクル店困った 中古家電の販売制限、音楽業界もNO
FujiSankei Business i. 2006/2/21  TrackBack( 2 )

 音楽ファンにとって垂涎(すいぜん)の的となっている一九五〇年代以降につくられた“年代モノ”のオーディオアンプやシンセサイザー。これらの中古品流通が、四月から厳しく制限される。家電製品の安全確保を図る電気用品安全法に基づき、表示義務制度が四月一日から実施されるからだ。

 二〇〇一年度以前に製造されたアンプやシンセサイザーのほか、テレビや冷蔵庫といった一般家電品、二百五十九品目は安全マーク(PSEマーク)がないと新品・中古品を問わず販売が禁止され、中古家電を取り扱うリサイクルショップなどには大きな影響が出そうだ。

 同法は、製造業者などに製品の安全性検査やマークの表示を義務付ける制度。違反した場合、個人では最高百万円の罰金などが科せられる。所管の経済産業省は関係事業者や消費者などへの影響が大きいため、〇一年度の同法施行後は商品ごとに一定の経過期間を設け、周知徹底を図っている。

 新制度は家電製品の製造について、最大三年間の経過期間を設定。〇四年度以降、マークを表示しない製品の製造を全面的に禁止した。販売面の経過期間は最大十年間で、テレビなど一部家電製品は〇五年度末でこの期間が終了、マークの表示が義務化される。エアコンなど百一品目も〇八年度から表示義務が始まる予定だ。

 こうした中で、電子楽器を使う音楽家ら約百二十人で構成する「日本シンセサイザープログラマー協会」は、日本の音楽と芸術文化の発展に大きな支障をきたす、として同法の対象機器の緩和を求める署名運動を同協会のウェブサイトで開始した。

 署名運動には、同協会の松武秀樹会長、坂本龍一氏、高中正義氏、椎名和夫氏ら日本を代表する音楽家も名を連ねている。経産省は「理解を求めていく」としているが、同法の本格施行を目前に控え、音楽業界と経産省とのつばぜり合いが演じられそうだ。

 一方、リサイクル業者が中古家電にマークを表示するには安全性を確認する自主検査などを実施する必要があり、その煩わしさから店頭での買い取り拒否や在庫の処理負担も予想される。春の引っ越しシーズンと制度改正が重なることもあり、影響が広がるのは確実だ。

                   ◇

 ■販売停止や輸出 レンタル方式も

 四月からの表示義務制度実施を目前に控え、中古家電販売業者は対応に迫られている。

 中古家電などの買い取り、販売の全国チェーン、ハードオフ(新潟県新発田市)は、販売禁止となる商品の買い取りを十一日に停止した。同日からは販売禁止商品の一掃セールも開始。セールは三月末までで、売れ残った商品の処理は未定という。

 リサイクルショップ最大手の生活創庫(静岡県浜松市)は、販売禁止商品もレンタルは認められるため、レンタルした商品が独自に定めた動作保証期間を過ぎた場合、利用者に譲渡し、処分してもらう方式などを検討している。リサイクル業者向けに中古品オークションを行うリサイクルマスタージャパン(静岡県伊東市)は輸出する考えだ。

 一方、中古楽器も扱う楽器販売大手の石橋楽器店(東京都千代田区)は、販売停止のほか、PSEマークを付けて販売することも検討中だ。同マークを付けるため、経済産業省に製造事業者申請を出したが「マークを付ければより重い責任を負う。そこまでして販売を続けるべきか、社内で意見が分かれている」と対応に苦慮している。

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【用語解説】PSE

 Product Safety,Electrical Appliance & Materials の略。電気用品安全法では電気用品の安全性を確保するため、メーカーや輸入業者に、製品の安全性を検査し、製品にPSEマークを表示することを義務づけている。電気温水器や電熱式・電動式のおもちゃ、コンセント、コードなど高い安全性を求められる112品目には特定電気用品用のマークを、それ以外の家電品など338品目には通常の安全マークを表示する。

 パソコンやプリンター、電話機などは別の法律で安全性が確保されているため対象外。また、エレキギターなど直接、コンセントから電気を取らないものや、ACアダプターを経由する製品も対象とはなっていない。
"
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200602210020a.nwc

"楽ファン直撃…電安法に「創作できなくなる」 [ 03月03日 17時05分 ]
夕刊フジ

 安全性が確認できない中古家電製品などの販売安全の禁止を目的に、4月から施行される電気用品安全法(電安法)。テクノ音楽を生んだアナログシンセサイザーなども対象となり、音楽界では法の見直しを求める署名運動が展開中だ。一体、どうなっテクノ?

 同法施行で、中古アナログシンセやアンプなどは、海外の厳しい審査基準をパスした良質な輸入品であっても、経済産業省登録機関の検査を経た「PSEマーク」がないと楽器店などで購入できなくなる。

 「音楽家にとっては、まさに手足をもぎとられるようなものです」

 こう憤るのは、世界中にテクノブームを巻き起こしたYMOの元サウンドプログラマーで日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)会長の松武秀樹さん(54)。同法の規制緩和を求める署名運動の発起人だ。

 運動は、同じく発起人に名を連ねる元YMOの坂本龍一(54)からの提言がきっかけで、2月18日にJSPAのホームページ(http://www・jspa.gr.jp)上でスタート。今月5日で終了予定だが、先月末の段階ですでに5万人分近くの署名を集めた。

 賛同者のひとりで、JSPA副理事長の氏家克典さん(46)は「中古楽器の販売が規制されれば、入門用の廉価品を購入したり、逆に、上級者が高級品を手に入れることもできなくなる」と、電安法が音楽愛好家の選択肢や夢を奪う可能性を懸念する。

 アナログシンセはヒップホップなど最先端の音楽でも多用される。その魅力を最も強烈に印象づけたのは、なんといってもYMOだ。坂本のアープ・オデッセイやプロフィット5、松武さんのモーグIII−C…。こうした名器はバリバリの“現役”で、音楽ファンをシビれさせ続けている。

 松武さんは「芸術は発想がすべて。その楽器でしか出せない音からインスピレーションを得て、いい曲や素晴らしい演奏が生まれることは多い。YMOの場合はまさにそうだったが、(電安法の施行で)そうした創作もできなくなる可能性だってある」と語る。

 ミュージシャンたちの声は政府に届くのか−。

"
http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20060303170505/Fuji_EN_320060303039.html

  by mtack | 2006-02-21 23:14 | tagebuch

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