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「地球に優しいF1」は実現しうるのか

F1通信:地球に優しいF1

モータースポーツの使命の一つは技術革新、と言う考え方がある以上、
方向性としては当然なんでしょうが、
スポーツとしてつまらなくなってしまっては元も子もない。

「あらゆる分野について消費削減を検討しなければならないが、同時にF1のダイナミックさを維持しなければならない。これは矛盾するように聞こえるかもしれないが、そうではない」


どんなことになるのか、不安が一杯ではありますが
期待したいです。



地球に優しいF1
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2006年11月18日
モズレーFIA会長とゲッシェルGPMA会長 Q&A:FIA公式プレスリリース

F1、エコの大波に乗る
F1 catches the big green wave: Reuters.co.uk
By Alan Baldwin
燃料の大量消費や金の無駄遣いといったF1のイメージを、コストを削減して環境に配慮した地球に優しいイメージに変えるのはなかなか大変なことである。

しかし、F1の重要人物らは優先事項としてこれに取り組んでいる。

FIAと主要自動車メーカーは先週、今や古い固定観念を捨て去り、より環境に配慮した将来を受け入れるときであると繰り返した。FIAのマックス・モズレー会長とBMWのブルクハルト・ゲッシェルはミュンヘンで記者らに、10億ドル規模のF1運営方法について長く敵対していた両者の関係に大きな進展があったと説明した。

将来に関するロードマップで合意したという発表によって待望の政治的安定がもたらされるが、そこにはもうひとつの鍵となるメッセージも含まれていた。

彼らは、F1は21世紀の環境問題に取り組むか、絶滅する恐竜に仲間入りするリスクを冒すかのいずれかであると述べた。

これまで贅沢な浪費で有名だったF1にとって、今では資金、エネルギー、リソースの節約と無駄の削減が最重要課題になっている。

流れを変える

FIAは、自動車メーカーは熱損失によって大量のエネルギーが無駄になるエンジンの回転数を上げるために年間でトータル10億ドルを投じていると述べている。

モズレーは先週「特に地球温暖化に関して、国際世論の流れが今まさに転換している」と語った。

「各地の世論で明らかな動きがある。今我々が変わろうとしていることは、ちょうどこの流れをつかまえることになると思う」

「しかし、今それをしなければこの流れを逃してしまい、F1は取り残され社会との関連性をますます失って最終的に滅びてしまうだろう」

「こういった技術を採用し、マニュファクチャラーとともに変わっていくことで、この流れに乗って泳ぐことができると思う」

二酸化炭素(CO2)排出削減は、法的措置という脅威が差し迫っていることもあり、自動車メーカーおそらく自動車産業が直面している最大の難問である。

しかし、F1がやっと気づいたと決め込むのは間違っているだろう。

チャンピオン、ルノーのイングランド中央部エンストンにあるファクトリーは、再生可能エネルギーを動力源としており、CO2排出中のカーボン・ニュートラルを評価している。またFIAは世界中のサーキットを旅行することによるCO2排出のバランスをとるために、毎年メキシコに何千本もの木を植樹している。

それでも、2.0リッターのセダン、ルノー・メガーヌが100kmあたり8.8リッターのガソリンを消費し、2.4リッターのV8F1マシンが100kmあたり50リッターのガソリンを消費するとう事実に変わりはない。

多くの燃料が必要

F1エンジンは約1.5倍の燃料を必要とするので、1リッターあたりの馬力から考えれば、この数字はあまり悪くないように見える。

しかし、ロードカーのエンジンは30万キロを走破できるのに対し、F1のエンジンは長距離に耐えたとしても、1,400kmを走ればスクラップに過ぎなくなる。

道路の安全性問題と新しい自動車評価プログラムについてEUと密接に協力しているモズレーは、政治局面をよく承知しており、以前から技術転換の必要性を警告していた。

目的は、エネルギーの回収と保持に焦点を合わせ、F1を自動車産業と一般の道路使用者を直接関連付ける新しい成果を生み出すことである。

FIAは、2009年に、ブレーキの無駄なエネルギーを利用して短時間で余分な馬力を一気に追加する軽量システムを導入し、2011年には燃料効率の高い新エンジンを使いたいと考えている。

2010年までに、FIAはエンジンの無駄な熱の回収と最良に関する規約を作成する予定である。長期的には、業界のトレンドに沿って、全く新しい小型のターボ・エンジンと、おそらく生物燃料も登場する可能性もある。

トップチームは、現在の半分以下の年間1億ユーロの予算と200人までのスタッフで戦うことが可能になるだろう。

ゲッシェルは「あらゆる分野について消費削減を検討しなければならないが、同時にF1のダイナミックさを維持しなければならない。これは矛盾するように聞こえるかもしれないが、そうではない」と述べている。

  by mtack | 2006-11-26 04:02 | tagebuch

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